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2020-09-30 21:23:36 -04:00

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Raw Blame History

v0.45への移行

Starship v0.45.0は、v1.0.0の準備として互換性の無い変更を含むリリースになります。 私たちはより多くのカスタマイズを可能にするために、プロンプトでの設定方法にいくつかの大きな変更を加えました。

このガイドは、互換性のない変更を説明することを意図しています。

prompt_orderをルートレベルのformatに置換

v0.45.0以前は、prompt_order はStarshipによってレンダリングされる順序でモジュール名の配列を指定できるようになっていました。

Starship v0.45.0は代わりに format を指定できるようになり、モジュール自体の外側でプロンプトをカスタマイズ可能になります。

v0.45.0以前の設定例

prompt_order = [
  "username",
  "hostname",
  "directory",
  "git_branch",
  "git_commit",
  "git_state",
  "git_status",
  "cmd_duration",
  "custom",
  "line_break",
  "jobs",
  "battery",
  "time",
  "character",
]

v0.45.0での設定例

format = """\
  $username\
  $hostname\
  $directory\
  $git_branch\
  $git_commit\
  $git_state\
  $git_status\
  $cmd_duration\
  $custom\
  $line_break\
  $jobs\
  $battery\
  $time\
  $character\
  """

prefixsuffix モジュールをformatに置換

v0.45.0以前では、モジュールのレンダリング方法をスタイリングするために、 prefixsuffixの指定可能なモジュールがありました。

Starship v0.45.0 は代わりに format の値を受け付け、モジュールのレンダリング方法をさらにカスタマイズすることができます。 接頭辞と接尾辞を定義する代わりに、コンテキストベースの変数については、モジュールの出力を表現するフォーマット文字列の中から変数を置き換えることができるようになりました。

v0.45.0以前の設定例

[cmd_duration]
prefix = "took "

v0.45.0での設定例

[cmd_duration]
# $duration  コマンド実行時間 (例: "15s")
# $style     デフォルトのモジュールスタイル (例: "bold yellow")
format = "took [$duration]($style)"

影響を受けるモジュール

Character

削除されたプロパティ 置換後
symbol success_symbol
use_symbol_for_status error_symbol
style_success success_symbol
style_failure error_symbol

デフォルト設定への変更

[character]
-- symbol = ""
-- error_symbol = "✖"
-- use_symbol_for_status = true
-- vicmd_symbol = ""
++ success_symbol = "[](bold green) "
++ error_symbol = "[](bold red) "
++ vicmd_symbol = "[](bold green)"

以前は use_symbol_for_status プロパティを使用して、最後のコマンドがステータスコードをゼロにした場合、 error_symbol を表示するようにプロンプトを設定しました。

v0.45.0 のリリースでは、ステータスコードがゼロでないときに error_symbol を常に使用するようになりました。 use_symbol_for_statuserror_symbol プロパティを統合します。

以前の use_symbol_for_status = true 設定を使用するようにプロンプトを設定するには、次の設定ファイルを追加します。

[character]
error_symbol = "[✖](bold red) "

Command Duration

削除されたプロパティ 置換後
prefix format

デフォルト設定への変更

[cmd_duration]
-- prefix = "took "
++ format = "took [$duration]($style)"

Directory

削除されたプロパティ 置換後
prefix format

デフォルト設定への変更

[directory]
-- prefix = "in "
++ format = "[$path]($style)[$read_only]($read_only_style)"

Environment Variable

削除されたプロパティ 置換後
prefix format
suffix format

デフォルト設定への変更

[env_var]
-- prefix = ""
-- suffix = ""
++ format = "with [$env_value]($style) "

Git Commit

削除されたプロパティ 置換後
prefix format
suffix format

デフォルト設定への変更

[git_commit]
-- prefix = "("
-- suffix = ")"
++ format = "[\\($hash\\)]($style) "

Git Status

削除されたプロパティ 置換後
prefix format
suffix format
show_sync_count format

デフォルト設定への変更

[git_status]
-- prefix = "["
-- suffix = "]"
-- show_sync_count = false
++ format = "([$all_status$ahead_behind] )"

以前は show_sync_count プロパティを使用して、 ブランチが先行またはリモートブランチの後ろにあるコミット数を表示するようにプロンプトを設定していました。

v0.45.0のリリースではこれが変更されます。

以前の show_sync_count = true 設定を使用するようにプロンプトを構成するには、次の設定ファイルを設定します。

[git_status]
ahead = "⇡${count}"
diverged = "⇕⇡${ahead_count}⇣${behind_count}"
behind = "⇣${count}"

Hostname

削除されたプロパティ 置換後
prefix format
suffix format

デフォルト設定への変更

[hostname]
-- prefix = ""
-- suffix = ""
++ format = "[$hostname]($style) in "

Singularity

削除されたプロパティ 置換後
label format
prefix format
suffix format

デフォルト設定への変更

[singularity]
-- prefix = ""
-- suffix = ""
++ format = "[$symbol\\[$env\\]]($style) "

Time

削除されたプロパティ 置換後
format time_format

デフォルト設定への変更

[time]
-- format = "🕙[ %T ]"
++ time_format = "%T"
++ format = "at 🕙[$time]($style)

Custom Commands

削除されたプロパティ 置換後
prefix format
suffix format

デフォルト設定への変更

[custom.example]
-- prefix = ""
-- suffix = ""
++ format = "[$symbol$output]($style) "